日本電波工業は6月25日、「ハイレゾ音源再生時の音質を飛躍的に向上させる」という超低位相雑音特性の恒温槽付水晶発振器「DuCULoN」(デュカロン)を発表した。7月からサンプル出荷を行い、12月から量産を開始する予定だ。
同社が宇宙開発用水晶振動子や通信基地局用水晶発振器で培った技術を用い、ハイエンド・デジタルオーディオのマスタークロック用途では世界最高の低位相雑音特性を実現したというもの。「DuCULoN」は、Dual Crystal Ultra Low Noise OCXOの頭文字を使用した造語で、名前の通り2つの高精度水晶デバイスを搭載。温度変動に強い2重構造の新パッケージを採用している。同社では、「マスタークロック信号源としてDACによって処理されるハイレゾデータの精度を上げ、より原音に近い音を再現することが可能になる」としている。
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