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「吸引力と軽さのバランスを重視」 排気・走行性能がアップした東芝のキャニスター型サイクロン掃除機4モデルサイクロンも水洗い

» 2015年07月15日 16時56分 公開
[村上万純ITmedia]

 東芝ライフスタイルは7月15日、キャニスター型のサイクロン掃除機「TORNEO V」(トルネオ ヴイ)の新モデルを発表した。「VC-MG900」「VC-MG800」「VC-MG600」「VC-S500」の4種類をラインアップする。価格はオープンで、上位モデルから順に9万円前後、8万円前後、6万5000円前後、5万5000円前後(いずれも税別)。発売日は8月中旬で、VC-S500のみ9月1日に発売する。

photo サイクロン掃除機「TORNEO V」の新モデル4機種
photo 最上位モデルの「VC-MG900」はモーター内蔵のふとん用ヘッドが付属する

清潔性能・排気性能・走行性能がパワーアップ

 同社の担当者は「新モデルでは吸引力と軽さのバランスの両立を目指した」と話す。最上位モデルのVC-MG900は、「12気筒」(12のコーン)を持つサイクロンでミクロのゴミを99.9%まで分離し、吸引力が99%以上持続するという「バーティカルトルネードシステムクリア」を搭載する。

photo 最上位モデルの本体部分

 清潔性も重視しており、サイクロン部分とダストカップは水洗いが可能。ダストカップは粉じんやヒトの皮脂などの付着を防ぐ帯電防止加工や、傷が付きにくいコーティングを施した。7月15日に開催された記者向け発表会では、ダストカップ上部のステンレス部分に油性ペンで落書きをし、ぬれたティッシュで力を入れずにサッと拭き取れるというデモも実施された。

photo サイクロン部とダストカップは共に水洗いが可能

 排気フィルターは約0.3マイクロメートル以上の微細なチリを約99.999%捉えるという高い集じんフィルターを内蔵。排気のニオイを抑える排気清浄・脱臭フィルターは取り外して水洗いもできる。

photo 衛生面に配慮し、排気性能を重視した

 「キャニスター型掃除機は引きずるので床を傷つけやすい」(担当者)という側面があるため、走行性も向上させた。本体側面にこすれによる家具などの傷付きを軽減するための柔らかい布風ガードを備えるほか、横にスライドする新型タイヤを搭載したことでスムーズなコーナリングを可能にした。

photo 新開発のタイヤで走行性もアップしている

ブラシのお手入れがカンタンに

 イオンファイバーヘッドのブラシ部分も、吸引力がさらに進化した。これまでじゅうたんに絡んだ毛ゴミをかき出すハードブラシと、フローリングのざらつきを取り除くソフトブラシという2種のブラシを装備していたが、新たにやや堅めのセミソフトブラシを追加。じゅうたんの表面のホコリも取り除きやすくなった。

 また、ブラシ自体に斜めの溝を入れることで、髪の毛が絡まってしまったときにハサミが入れやすくなった。担当者は「これまではブラシの端まで絡まった毛をスライドさせる必要があったが、ブラシに溝を入れたことでその手間がなくなりメンテナンス性が向上した」と話す。ブラシ自体も、ヘッドの左右に付いたロックを外すだけで簡単に取り外せる。

photo ブラシにはやや堅めのセミソフトブラシを追加した

 各ラインアップでは排気性能を始めとする各機能のほか、付属品が大きく異なる。最上位モデルのVC-MG900は、ふとんクリーナー「VC-CLF1」と同様のふとん向け電動ヘッドが付属する。

photo 各モデルの主な仕様
サイクロン式掃除機(キャニスター型)の主な仕様
型番 VC-MG900 VC-MG800 VC-MG600 VC-S500
吸込仕事率 200ワット〜約50ワット
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) 220×322×276ミリ 220×322×267ミリ
重量 4.6キロ 4.7キロ
集じん容積 0.4リットル
ゴミ集じん機能 バーティカルトルネードシステムクリア(12気筒) バーティカルトルネードシステム(12気筒)
フィルター 脱臭フィルター、排気清浄フィルター
ヘッド イオンファイバーヘッド(新ブラシ毛採用) カーボンヘッド
ゴミ残しまセンサー
ワイドピカッとブラシ
付属品 電動ふとんブラシ、伸縮ロングノズル、付属品用ホース、ロングブラシ、隙間ノズル、お手入れブラシ 伸縮ロングノズル、付属品用ホース、ロングブラシ、隙間ノズル、お手入れブラシ 隙間ノズル、お手入れブラシ
カラー グランレッド、ターコイズブルー グランレッド、グランホワイト グランレッド、メタリックピンク シルキーバイオレット

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