東芝ライフスタイルは6月10日、4Kに対応する液晶テレビ「レグザ」のハイエンドモデル「Z10X」シリーズ、ミドルレンジモデル「J10X」シリーズに新機能を追加すると発表した。ファームウェアアップデートにより、HDR入力やをクラウドサービス「TimeOn」の新サービス「みるコレ」などに対応する。
両シリーズ共に2015年12月のダウンロードでHDMI 2.0aのHDR入力に対応する。高輝度な全面直下LEDと合わせて奥行きのある立体感や、夜景の輝きと黒のコントラストによる精細感、細かなさざ波のディテールなどのリアリティーを再現するとしている。HDR入力に対応したことで、明暗差の大きな風景にも強くなった。高輝度領域の圧縮特性を推定して復元する「インテリジェント・ハイダイナミックレンジ復元」も備える。画像処理エンジンは「テクスチャーによる画像補完」と「輝き成分の再現」が特徴の「レグザエンジンCEVO 4K」を使用しており、Z10XはVAパネルを、J10XはIPSパネルをそれぞれ採用する。
レグザのクラウドサービス「Time On」も、より使いやすく進化する。新機能「みるコレ」は、人物名、ジャンルなどを登録する“パック”という概念を導入したもの。各パックを選ぶと、関連する録画番組、未来番組、YouTube動画、出演シーンから好きな番組やシーンを再生できる。パックの種類は5万以上。東芝が用意したもののほかにユーザーが作成して同社が承認したパックも提供される。
ホーム画面では、最新番組のほか、普段良く見る番組も1つの画面内に表示される。サービスの提供は9月の予定。
Z10Xシリーズは、4K放送対応のスカパー!プレミアムサービスチューナーを内蔵しており、リモコンには「スカパー!」ボタンを備える。全録機能の「タイムシフトマシン」もZ10Xのみ対応。大量の録画番組から効率良く目的の番組やシーンを見つけられる「ざんまいスマートアクセス」、東芝製レコーダーと連携してタイムシフトマシンのチャンネル増設が可能になる「タイムシフトリンク」、NTTぷららのVODサービス「ひかりTV 4K」は両シリーズ共に対応する。
デジタル放送/録画番組を、東芝製レコーダーやテレビなどで再生できるコンテンツ保護技術「SeeQVault」や秋に国内上陸予定のVODサービス「Netflix」はいずれの機種も非対応。
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