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東芝、肉や魚の鮮度を保つ「マジック大容量」冷蔵庫など10機種発売

» 2015年08月04日 15時52分 公開

 東芝ライフスタイルは8月4日、冷凍冷蔵庫の新製品10機種を発表した。上位モデルの6ドアタイプには、独自の冷却機能と光触媒で肉や魚、野菜の鮮度とおいしさを保つ新機能を搭載している。

上位シリーズ「FM/FVシリーズ」

FM/FVシリーズ

 上位シリーズの「FM/FVシリーズ」に搭載された「ツイン速鮮チルド」は、食品を凍らせないマイナス温度帯の高湿度な冷気を約1時間連続して2つの吹出し口から2つのファンでパワフルに送り込み、従来機種の約2倍の速さで冷却。凍結、乾燥を避けて、肉や魚などの鮮度とおいしさを保つというもの。

 また、冷蔵室と野菜室用の冷却器付近には新たに光触媒を設け、ニオイ成分や細菌を分解。二酸化炭素や水を生成する。チルドルーム内の二酸化炭素濃度が高くなることで、肉や魚の表面酵素の働きが抑制され、生鮮食品の鮮度を保つという仕組みだ。また冷凍せずに保存することで、解凍にかかる手間も省く。さらに水分をたっぷり含んだ冷気を1日に20回以上送り込み、湿度90%以上を保つ「新・霧ベール野菜室」も搭載した。

 最上位モデルのFMシリーズは容量の異なる2機種。容量と市場想定価格は、605リットル「GR-J610FM」が41万円前後、555リットル「GR-J560FM」が38万円前後で、発売は10月上旬を予定している。本体カラーはシルキーブラウンのみ。ドアにプレミアムガラスを採用する唯一の機種となる。

 一方のFVシリーズは4機種。容量と市場想定価格は、605リットル「GR-J610FV」が40万円前後、555リットル「GR-J560FV」が37万円前後、508リットル「GR-J510FV」が35万円前後、458リットル「GR-J460FV」が33万円前後の見込み(すべて税別)。発売はいずれも9月上旬。本体カラーはクリアシェルホワイトとラピスアイボリー、グレインブラウンの3色展開。ドアにガラスを採用した。

FCシリーズ/片開き5ドアタイプも

 「ワイドチルド」や「新・霧ベール野菜室」を搭載したミドルレンジモデル「FCシリーズ」は2機種展開。市場想定価格は、508リットル「GR-J510FC」が32万円前後、458リットル「GR-J460FC」が30万円前後、どちらも9月下旬発売の予定。本体カラーはシェルホワイトとレディッシュゴールドの2種類で、ドアは鋼板となっている。

 このほか、片開き5ドアタイプも426リットル容量でデザインと一部機能が異なる2機種をラインアップ。市場想定価格は、ドアにガラスを採用した「GR-J43GXV」が23万円前後で10月下旬発売、ドアに鋼板を採用した「GR-J43G」が21万円前後(すべて税別)の見込み。本体カラーは、GR-J43XVがクリアシェルホワイトとラピスアイボリーの2種類、GR-J43Jがシルバーとピンクゴールドの2種類。チルド機能などは省かれている。また、GR-J43Jでは、今回の新製品で唯一、フロントブライト照明(LED)とタッチオープン(静電式)機能が非搭載となる。

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