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シャープ、効果を“見える化”するスマートデザインのプラズマクラスター空気清浄機&加湿器「S-style」シリーズ透明感+清潔感

» 2015年08月06日 17時55分 公開
[村上万純ITmedia]

 シャープは8月6日、プラズマクラスター空気清浄機「FP-FX2」と加湿器「HV-EX30」を発表した。両モデルとも、空気をきれいにしたり潤わせたりする様子をLEDで“見える化”するのが特徴。いずれもシースルーデザインで、清潔感のある白を基調にしている。同社は、両機種をシンプル&スマートなデザインで新たな生活スタイルを提案する「S-style」シリーズと位置付ける。

 価格はオープンで、FP-FX2の実売想定価格は4万5000円前後(税別、以下同)、HV-EX30の価格は3万円前後。FP-FX2は9月19日、HV-EX30は10月20日に発売する。

photo 左からプラズマクラスター空気清浄機「FP-FX2」と加湿器「HV-EX30」

透明感のあるスリムボディ、従来比で厚さ3分の1の薄型ファン

 FP-FX2はトンボの羽根から着想を得たという、送風効率を高めた薄型ネイチャーファンを採用する。ファンの厚さは従来モデルの3分の1で、本体サイズの奥行きも98ミリとスリムになった。空気がきれいになると、吹き出し口のLEDが光る。

photo トンボの羽根を応用したという薄型ファン
photo 空気がきれいになると、吹き出し口のLEDが光る

 「高濃度プラズマクラスター25000」のほか、微小な粒子を検知してPM2.5の濃度をLEDの色で通知する「高感度ホコリセンサー&PM2.5モニター」、0.3マイクロメートルの粒子を99.97%以上捕集するという「静電HEPA・脱臭一体型フィルター」も搭載し、空気浄化性能も妥協していない。フィルターの効果があるためファンは汚れず、掃除は不要だという。

photophoto 背面もスッキリとしたデザイン(左)。上下にフィルターを備える(右)

 デザイン担当者は「使わないシーズンも部屋に飾っておきたくなるスリムでスマートなデザインにしつつ、機能も本格的であると分かってほしかった。シースルー設計で中が見えること、空気がきれいになる様子が分かることが信頼につながっていく」と思いを語った。

 高濃度プラズマクラスター25000を採用し、適用床面積は約6畳(約10平方メートル)。最大風量は1.5m3/分、消費電力は2.4〜12ワット、運転音は18〜43dB。本体サイズは430(幅)×98(奥行き)×444(高さ)ミリ(脚部除く)、重量は約4.9キロ。

タンクの水量や部屋の湿度を7色のイルミで表現

 HV-EX30は、タンクの水量や部屋の湿度、運転状態を7色のイルミネーションで表現するのが特徴だ。本体中央のLEDでタンクの水切れ、プラズマクラスター単独運転などが分かる。

photo 色の変化で部屋の湿度などが分かる
photo 暖色は部屋の空気が乾燥していることを示す

 高濃度プラズマクラスター7000を採用し、適用床面積は約5畳(約8平方メートル)。水タンク容量は約2.4リットルで、最大加湿量は300ミリリットル/時。消費電力は3.5〜8ワット、運転音は21〜36dB。温度・湿度センサーを備える。本体サイズは345(幅)×207(奥行き)×347(高さ)ミリ、重量は約3.5キロ。

photo 本体上部

明確な購入意図がない人にデザインで訴求

 シャープ 健康・環境システム事業本部長の沖津雅浩氏は「空気清浄機を持っていない人は購入意欲こそ高いものの、明確な目的がないのでこれまで購買に結びつかなかった。デザイン・スタイル重視の商品を訴求して購入のきっかけを作りたい」と「S-style」シリーズの狙いを語った。

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