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オーテク新製品20モデルが一挙に登場! 新ドライバー搭載ハイレゾヘッドフォンやアナログレコード用カートリッジなど(1/3 ページ)

» 2015年10月08日 22時15分 公開
[ITmedia]

 オーディオテクニカは10月8日、ハイレゾヘッドフォンやアナログレコード用VMカートリッジなど新製品20モデルを一挙に発表した。ヘッドフォンはキレのある重低音が特徴的な「SOLID BASS」、自宅で高品位な音を楽しむのに最適な「ART MONITOR」、ビジネススーツに似合う「EARSUIT」の3シリーズをラインアップ。いずれのシリーズでもハイレゾモデルを用意し、フルモデルチェンジを図った。

 SOLID BASSのみ10月23日に発売し、ほかのシリーズは11月13日に発売する。

photo 「SOLOD BASS」シリーズ最上位機の「ATH-WS1100」

ハイレゾ(デジタル)+アナログの両展開を継続

 オーディオテクニカ 代表取締役社長の松下和雄氏は、「オーディオ業界ではハイレゾが盛り上がっているが、高音質を実現する手段としてはアナログも同様だ。今後もハイレゾ(デジタル)とアナログの両方をバランス良く展開していく。マイクロホンの提供などのグローバル展開も進める」と意気込みを語った。

photo オーディオテクニカ 代表取締役社長の松下和雄氏

重低音にキレのある「SOLOD BASS」は新ドライバー搭載

 SOLID BASSは、ヘッドフォン3モデルとカナル型イヤフォン6モデルの計8種を発表。いずれも最上位機がハイレゾ再生に対応する。オーバー型ヘッドフォンは全モデルで53ミリ径ドライバーを搭載した。

 最上位機の「ATH-WS1100」は、重低音と高解像度のハイレゾ再生を両立させる大型の高磁束磁気回路を搭載する「ディープモーション・ハイレゾオーディオドライバー」を備え、低域だけでなく精緻な中高域までも再現するという。剛性の高い精密加工アルミニウム材を組み合わせたデュアル・エンクロージャー構造で、ドライバー駆動から伝わる不要共振を抑制し、ひずみの少ない中高域を引き出すという。イヤーパッドは硬度の異なる2層のクッション材で構成し、快適な装着感をもたらすとしている。

photo 最上位機「ATH-WS1100」のドライバーユニット
photo ハウジング部の構造

 再生周波数特性は5〜4万Hz、感度は100dB/ミリワット、インピーダンスは38オーム。重量は約281グラム。3.5ミリステレオミニ端子を備え、長さ1.2メートルの着脱式ケーブルが付属する。価格はオープンで、実売想定価格は2万5000円前後(税別、以下同)。

 そのほか「ATH-WS770」「ATH-WS550」の2機種をラインアップする。

photo 「ATH-WS770」
photo 「ATH-WS550」

 カナル型イヤフォンの最上位機「ATH-CKS1100」は、12.5ミリ径ドライバーを向かい合わせに2基配置し、磁力を高めて重厚な低域を再生する「デュアルフェーズ・プッシュプル・ドライバー」を採用。同調したリニアドライブ(前後直進運動)を行う2つの振動板が相互変調を極限まで抑制してひずみのない音を再現する。

photo 最上位機「ATH-CKS1100」
photo 最上位機「ATH-CKS1100」の構造

 ドライバー特性に応じた位置に2つの空気孔を配置して筐体(きょうたい)内部の空気のバネ性を緻密にコントロールしている。

 再生周波数特性は5〜4万Hz、感度は110dB/ミリワット、インピーダンスは12オーム。重量は約14グラム。A2DC(Audio Designed Detachable Coaxial)コネクター端子を備え、長さ1.2メートルの着脱式ケーブルが付属する。価格はオープンで、実売想定価格は2万5000円前後。

 そのほか「ATH-CKS990」「ATH-CKS770」「ATH-CKS550」「ATH-CKS550i」「ATH-CKS550iS」の5モデルをラインアップする。

photo 「ATH-CKS550」
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