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「おしるこ」と「ぜんざい」は同じもの?

» 2016年04月03日 06時00分 公開
[ITmedia]

 「地方によってなぜ呼び名が違うの?」「関東と関西、違う呼び名でも中身は一緒?」そんな日本の言葉を1日1つずつ紹介していく「意外と知らない日本の雑学」

 あなたは小豆を甘く煮た温かい飲み物(食べ物)をどのように呼びますか? 「おしるこ」、それとも「ぜんざい」でしょうか?

 呼び名と意味は地方によって違います。関東では「ぜんざい」は汁気(しるけ)のないもので、餅などにあんこを添えたものです。

 しかし、関西では汁気のないものは「亀山」と言います。つぶあんが「ぜんざい」、こしあんが「おしるこ」と呼び分けられており、どちらも汁気(しるけ)があるものです。

 広辞苑の「しるこ(汁粉)」の定義は、小豆から煮るのではなく、あんこを水で溶いて煮たもののことを指します。それに対して、ぜんざいは関西ではつぶし餡の汁粉、関東では餅などに濃い餡をかけたもの、と定義されています。ここまで複雑だと、辞書を作る人も関東と関西の呼び名の違いに戸惑っていそうですね。

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