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ドルビー・イネーブルド・スピーカーの音を最適化、パイオニアからAVアンプ新製品「SC-LX501」登場

» 2016年07月01日 11時21分 公開
[ITmedia]

 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは6月30日、パイオニアブランドのAVアンプ新製品「SC-LX501」を発表した。新開発の「Reflex Optimizer」により、「ドルビー・イネーブルド・スピーカーの音を最適化する」(同社)という。価格は18万5000円で、7月中旬に発売する予定だ。

「SC-LX501」

 同時ハイパワー出力(定格150W/ch)が可能な「ダイレクトエナジーHDアンプ」を搭載した7.2ch対応のAVアンプ。新しい「Reflex Optimizer」は、自動音場補正技術「MCACC」プラスされたもので、トップ(天井)スピーカーの設置が難しい環境でDolby Atmos再生を行う際に使用するドルビー・イネーブルド・スピーカーに着目。天井に反射する帯域の音とスピーカーから直接聞こえる帯域の音との時間差によって生じる位相ズレを補正することで、「そのほかのスピーカーと一体となった最適な音場空間を実現する」(同社)という。なお、DTS:Xについても後日ファームウェアアップデートによるサポートする予定だ。

 またメイン基板を新規開発し、信号経路の徹底したノイズ低減を図った。DACには「AK4458」を採用したほか、信号ロスの少ないカスタムコンデンサーなど各種オーディオグレードのパーツを搭載している。

 ネットワークオーディオ機能によるハイレゾ音源再生は、最大192kHz/24bitまでサポート。USBメモリからの再生に限られるものの、DSD 11.2MHzも再生できる。さらにデュアルバンドのWi-FiやBluetoothを内蔵。「AirPlay」やリモート操作アプリ「iControlAV5」対応に加え、スマートフォンやPCから楽曲を再生できる「Coogle Cast」、およびインターネットラジオ「radiko.jp」「TuneIn」などネットワークサービスへの対応も充実している。

背面端子

 HDMI入力は7系統(フロント1、リア6)で、出力は2系統。もちろん4K/60p(4:4:4)映像信号をはじめ、HDCP 2.2、HDR信号の伝送も可能だ。

 本体サイズは435(幅)×185(高さ)×395(奥行き)mm。重量は12kg。

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