“高速”13.2Mカメラ+タッチパネルを搭載――ハイエンド防水ケータイ「F-01C」:PRIMEシリーズ
富士通がPRIMEシリーズ端末として投入するの「F-01C」は、サクサク操作のタッチパネルや、起動から撮影までが高速な13.2Mピクセルカメラ、AR対応のロケーションレーダーなど、使い勝手に優れた機能と先進の技術を注ぎ込んだモデルだ。
富士通製の「F-01C」は、13.9ミリのスリムなボディに13.2Mピクセルカメラやタッチパネル、Wi-Fiなど先進の機能を盛り込んだハイスペックな防水ケータイだ。IPX5/IPX7相当の防水性能に加え、IP5X相当の防塵性能もサポートする。
これまで、NTTドコモから発売された富士通のハイエンドモデルは厚くて大柄なボディのものが多かったが、F-01Cは厚さを13.9ミリに抑え、スクエアなフォルムや光沢感のある背面パネルと相まってスマートで上質な印象を与えている。3.4インチのタッチパネルディスプレイは、高速な動作レスポンスを実現した。
カメラは1320万画素CMOSを装備し、VGAサイズで1秒間に7.5枚を撮影する高速連写や、microSDの空き容量がなくなるまで連写できる「無限連写モード」といった、こだわりの連写機能を採用。被写体の背景をぼかして一眼レフカメラで取ったような写真を撮れる「ぼかし強調モード」や、レリーズタイムラグをなくしてシャッターを押した瞬間に撮影できる「クイック撮影モード」を備えるほか、約0.5秒の高速起動と、撮影間隔約1.0秒の高速撮影も実現した。
本体を開いた状態で、ディスプレイが上下の両方向に回転するので、ローアングルとハイアングルのどちらの写真もスムーズに撮れる。動画撮影機能にも注力し、約1.1秒の高速起動に加え、1920×1080ピクセルのフルハイビジョンサイズの撮影も可能。フルハイビジョン動画の撮影時にもオートフォーカスと手ブレ補正が作動するほか、CDを上回るほど高音質な48KHzのサンプリング周波数で音声を録音できる。ズーム倍率に合わせて集音する「ズームマイク」機能も備えている。また、新たに備えたHDMI端子に、HDMIマイクロプラグ(タイプD)対応のHDMIケーブル(別売)を接続すれば、写真や動画を画質の劣化なしにテレビで楽しめる。
AR(拡張現実)対応アプリ「ロケーションレーダー」をプリセットしているのも特徴の1つ。同アプリでは「食べログ」「ぐるなび」「Foo Moo by HotPepper」と連携し、スムーズに飲食店を検索できる。
センサー機能を生かし、電車やバスなどで移動中に着信すると、マナーモードの設定をうながしたり、メールの自動返信をしたりといった「ロケーションマナーサポート」も搭載した。温度計や湿度計センサーも備えており、風邪や熱中症、カビやダニなどの指数をマチキャラが教えてくれるユニークな機能「フレンドリーメッセージ」も備える。プリインストールアプリ「温湿度指数チェッカー」では、さまざまな指数情報に対する予防やアドバイスなどを教えてくれる。
アクセスポイントモード対応のWi-Fi機能も継承し、キヤノン/エプソン製Wi-Fi対応プリンターに、ケータイから写真を転送してプリントすることも可能だ。
ケータイのパーツをコーディネートできる「マイセレクト」に、PIRMEシリーズでは初めて対応したことも見逃せない。きせかえシールやキーシート、背面パネルなどをカスタマイズでき、そのパターンは1万通り以上に及ぶ。マイセレクトは2010年内に注文の受け付けを開始する予定。
機種名 | F-01C |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約51×111×13.9(最薄部)ミリ |
重さ | 約125グラム |
連続通話時間 | 3G:約250分、GSM:約320分 |
連続待受時間 | 3G:約670時間、GSM:約330時間 |
カメラ | 有効約1320万画素CMOS |
外部メモリ | microSDHC(別売/最大16Gバイト) |
メインディスプレイ | 約3.4インチ(480×854ピクセル)TFT液晶 1677万色 |
サブディスプレイ | 約1.4インチ(174×64ピクセル)有機EL 1色 |
ボディカラー | MAGENTA、GOLD、WHITE、BLACK |
主な機能 | 防水、WORLD WING(3G+GSM)、FOMAハイスピード(下り最大7.2Mbps、上り最大5.7Mbps)、GPS、Bluetooth、Wi-Fi(アクセスポイントモード対応)、おサイフケータイ、ワンセグ、i Bodymo ほか |
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