メキシコや米国での豚インフルエンザ流行に便乗したスパムメールや不審サイトが出現している。US-CERTやセキュリティ各社が4月27日、ブログなどで注意を呼び掛けた。
英文のスパムメールは「Swine Flu worldwide!」(世界中で豚インフルエンザ)、「Madonna caught swine flu!」(マドンナが豚インフルエンザに感染)などの件名で出回っている。スパムメールに記載されたリンクをクリックすると、医薬品販売などの不正サイトにリダイレクトされる。
騒ぎに便乗したSEO攻撃の兆候も見られるという。米国版のGoogleでは、豚を意味する「swine」という単語の検索が激増。同時にこの単語を含んだドメイン名の登録件数も急増し、McAfeeによれば約30倍に増えている。
現時点でマルウェア配布サイトは見つかっていないが、「豚インフルエンザ・サバイバルガイド」と称するPDFファイルを19.95ドルで売り込むなど、便乗を狙ったさまざまな手口が見つかっている。
この手のサイトで買い物をしたり、出所が不明の電子メールのリンクをクリックしたりすることのないよう、セキュリティ各社は注意を促している。
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