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» 2009年08月21日 12時23分 UPDATE

透明LEDディスプレイも可能な新技術、米大学が開発

米イリノイ大学の新技術では、微小なLEDをプラスチックシートやゴム基板に並べて透明で柔軟なLEDディスプレイを作ることができる。

[ITmedia]

 非常に薄くて小さなLEDを作って、大きなディスプレイに組み立てる技術を、米イリノイ大学が開発した。透明に近い、柔軟なLEDディスプレイが可能になるという。

ah_led1.jpg 微小なLEDをゴム基板にプリントしたLEDディスプレイ

 この新しいLEDは非常に微小で、これを多数並べることで照明やディスプレイシステムを作ることができる。このLEDはガラス、プラスチック、ゴムなどさまざまな基板にプリントできるため、無機LEDの明るさを持ちながら、有機ELのような柔軟性も実現できるという。またLED同士を離して配置しても十分な光を発するため、ほとんど透明なディスプレイを作れると研究者は話している。

ah_large3_b.jpg 透明な微小LEDディスプレイ
ah_printed_array2_b.jpg 微小なLED(黒い四角)をプラスチックシートにプリントしたもの

 研究者らはエピタキシャル成長技術を使って、従来の100分の1の大きさのLEDを作成した。これら微小なLEDを、スタンプのようなやり方で、柔軟で伸縮可能な基板の上に配置するプロセスも開発した。スタンプ方式は一度に多数のLEDをピックアップして基板にプリントできるため、ロボットを使った標準的な組み立て方法よりも迅速という。

ah_led2.jpg LEDをプリントしたプラスチックシートを指先に巻き付けている

 このLEDは、イルミネーションやホームシアター用ディスプレイ、ウェアラブル医療モニターなどへの利用が見込まれる。この研究成果は8月21日号のScience誌に掲載されている。

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