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MarvellとE-Ink、電子書籍リーダー用プロセッサを提供

» 2009年11月04日 09時19分 公開
[ITmedia]

 半導体技術を手掛ける米Marvellは11月3日、電子ペーパー技術の米E Inkとともに開発した電子書籍リーダー用プロセッサ「ARMADA」を提供開始した。

 ARMADAは、プロセッサと電子ペーパー技術を1つのチップに統合したSoC(システム・オン・チップ)。高解像度PDFを高速でレンダリングできるよう設計されており、競合製品よりも小さく薄く、低コストな最新電子ペーパー技術をサポートするという。独自のハイバネーションモードなどの省電力技術も備える。

 ARMADAを搭載したデバイスは、2010年からFirstPaperなどの企業が提供する。ARMADAは2010年に発売されるPlastic Logicの「QUE proReader」、同年2月発売予定のenTourageの2画面電子書籍リーダー「enTourage eDGe」にも採用されている。

enTourage eDGe

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