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» 2009年11月06日 16時42分 UPDATE

CPU入り電源タップで電力制御 NECの省エネアイデア

周囲の状況に応じて機器への給電を制御するCPU入り電源タップをNECが開発した。各種センサーから無線でデータを受け取り、家電機器への給電を制御する。

[小笠原由依,ITmedia]

 NECは、プライベートショー「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2009」(東京・国際フォーラム、11月6日まで)で、周囲の状況に応じて機器への給電を制御するCPU入り電源タップ「グリーンタップ」や、2001年から開発を続けているコミュニケーションロボット「PaPeRo」を展示していた。

 グリーンタップは、電力計やCPU、無線LAN/ZigBee通信を内蔵した電源タップ「インテリジェントタップ」と、照度、温度、湿度、風速、加速度、人感の6つのセンサーとZigBeeを内蔵した「環境センサノード」で構成。センサーで把握した部屋の状況をZigBee経由でタップに送信し、タップにつながった家電への給電を自動でオン・オフする。

 例えば、体感温度が低い場合はクーラーのへの給電を切ったり、設定した照度より部屋が暗い場合には照明をオンしたり、加速度センサーが地震の揺れを察知すれば、火災を起こす恐れがある家電の電源をシャットダウンしたりする。

photo インテリジェントタップ
photo 環境センサノード
photo つながった機器の使用電力のモニタリングも

 赤外線装置と組み合わせ、テレビをオン・オフする機能も。環境センサノードの人感センサーでテレビ周囲の人の動きを察知。周囲が無人ならタップに伝え、タップは無線LAN経由で赤外線装置に電源オフを指令。赤外線装置からテレビに信号を送り、電源を切る仕組みだ。

 身近にある機器を使って省エネができないかという発想から開発がスタート。独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託研究として、NECシステムテクノロジーが開発した。研究期間が終了する2011年以降の製品化を目指し、実証実験を行うなどして改良を進める。サービス事業者などへの提案も行い、ビジネスモデルも研究する。

コミュニケーションロボ「PaPeRo」、レンタルスタート

photo PaPeRo

 2001年から開発を続けてきたコミュニケーションロボット「PaPeRo」は、丸い顔にペンギンのような体が付いた体長約385ミリのかわいらしいロボット。今年から、老人ホームや幼稚園、研究機関などに向けて有償レンタルのトライアルを始めた。

 PaPeRoにはカメラやマイク、顔認識システム、音声認識システム、タッチセンサーなどが組み込まれており、人の顔を覚えたり、肩をなでれば振り向き、「かわいいね」とほめるとほおを赤らめるなど、会話の内容に合わせて反応できる。

 PaPeRoを使ってみたい老人ホームや幼稚園、大学の研究室、ロボットやロボット用アプリケーションを開発したい企業などにアプリケーション開発ソフトとセットで貸し出す。料金は月額5万円程度で、期間は3年間の固定。

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