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セカイカメラに生息する「初音バグ」が進化・増殖

» 2010年03月05日 21時04分 公開
[松尾公也,ITmedia]

 3月1日に行われたヤマハのY2 PROJECTイベントでお披露目された、バーチャルペット「初音バグ」(音がAR化する日は来るか? セカイカメラに電脳キャラ「セカイロイド」襲来)。「初音ミクの破片」と呼ばれる「バグ」は、そのときはタップに反応するだけだったが、3日後には「進化」を遂げた。

 進化系が披露されたのは、3月4日に開催されたセカイカメラのイベント「BOOTSTRAP 1.0」で。セカイカメラを起動中に大きな声で「バグちゃーん!」と呼びかけると、セカイカメラの画面内の初音バグ「あ」が、前に飛び出したり、横に揺れたりする。

 セカイカメラに、マイクから拾った音に反応してエアキャラ(セカイカメラの中に生息する仮想ペット)である初音バグを動かすという仕組みが追加されたのだ。実際には名前の呼びかけに反応しているわけではないが、短い音声を認識して特定のアクションを起こさせるようなことも、将来的には可能だという。

 Y2 SPRINGのときには「50音分がある」とされていたが、初音バグのプロジェクトに関わり、実体フィギュアを制作した、グッドスマイルカンパニーの安藝貴範社長は「ぎゃ」というキャラも存在することを明らかにした。さらにキャラの数が増えることになる。現在は9体分存在するが、それに「ぎゃ」も加わる。

 セカイカメラ以外への展開について、安藝社長は、「今月後半くらいに話せるかも」と示唆。Y2 PROJECTで発表した立体物は「1週間くらいで作ったもので、このサイズでほしいかというとちょっとでかかったりする」ので、もう少し小さいものを考えているそうだ。「うずらの卵くらいの大きさのキーホルダー」といったアイデアもあるらしい。

 なお、ヤマハY2 PROJECTの大島治氏が発表会会場に初音バグのオフィシャルエアタグを9体分貼り、会場にいた参加者は初音バグのエアタグをゲットできた。現在、初音バグのエアタグは渋谷の別の場所に移設されているようだ。

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