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XperiaがiPhoneの対抗馬に 携帯市場でスマートフォン率急上昇

» 2010年04月09日 13時35分 公開
[ITmedia]
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 調査会社のBCNによると、NTTドコモ「Xperia」が発売された週、携帯電話販売台数に占めるスマートフォンの構成比が急上昇し、2割に近づいた。スマートフォン構成比はここ1年、平常時は1割未満、iPhoneの割引キャンペーン時は1割を超えるという状況が続いていたが、Xperia発売で「iPhoneの対抗馬ができた」とBCNの森英二さんは話す。

 Xperiaが発売日・4月1日をまたぐ週(3月29〜4月4日)は、スマートフォンの構成比が19.0%に上昇。前週(3月22〜28日)は8.0%、その前の週(3月15〜21日)は6.4%と、ここ2カ月間6〜8%前後で推移していたのが一気に2〜3倍に伸びた。


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 携帯端末販売に占めるスマートフォンの構成比はソフトバンクモバイルのiPhone割引キャンペーン中にも伸びる傾向があり、「iPhone for everybody キャンペーン」終了間際の1月25日〜31日の週は、駆け込み需要で17.6%に急伸していた。

 スマートフォンのキャリア別台数シェアは、3月22〜28日の週はNTTドコモが14.3%、ソフトバンクモバイルが83.9%だったが、Xperia発売をまたぐ3月29〜4月4日の週はドコモが64%、ソフトバンクが31.9%と逆転している。

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