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AT&T、iPhoneのテザリングに対応 無制限データプランは廃止

» 2010年06月03日 09時12分 公開
[ITmedia]

 米国のiPhone独占販売キャリアAT&Tが6月2日、新しいデータプランとiPhoneのテザリング対応を発表した。新プランは定額無制限ではなく、定額従量制となる。

 新データプランは6月7日から導入されるが、既存のスマートフォン顧客は現行の無制限プランを継続できる。新プランは「DataPlus」「DataPro」の2種類で、テザリングはDataProでのみ利用可能。いずれのプランも、基本料金である程度のデータ通信ができ、一定基準を超えると従量制料金に移行する。

 DataPlusは月額15ドルで200Mバイト分のデータ通信を利用でき、それを超えると200Mバイトごとに15ドルが加算される。DataProは月額25ドルで2Gバイトを利用でき、それを超えると1Gバイトごとに10ドルが加算される。いずれのプランでも、AT&Tのホットスポットを無料で利用できる。AT&Tによると、同社のスマートフォン顧客のうち98%は、毎月の通信量が2Gバイト以内に収まっているという。新しいデータプランと音声プランを合わせると、月額54.99ドルからとなる。

 テザリング(iPhoneなどのスマートフォンをノートPCのモデムとして使う)はDataProプランのオプションとして提供され、月額20ドルが上乗せされる。iPhone OS 4.0がリリースされ次第テザリングを提供するという。

 またiPad向けの3Gプリペイドサービスでも、無制限プランが廃止される。月額29.99ドルでつなぎ放題だったのが、月額25ドルで2Gバイトまでとなる。既存のユーザーは現行の無制限プランを使い続けられる。

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