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Safariブラウザの更新版がリリース、AutoFillの問題にも対処

» 2010年07月29日 08時34分 公開
[ITmedia]

 米Appleは7月28日、Safariブラウザの更新版をMacとWindows向けにリリースした。多数の深刻な脆弱性を解決し、研究者が以前から指摘していた「AutoFill」機能のセキュリティ問題にも対処している。

 更新版の「Safari 5.0.1」はMac OS X 10.5.8と10.6.2以降、およびWindows 7/Vista/XPに対応している。「Safari 4.1.1」はMac OS X 10.4.11向けとなる。

 Appleのセキュリティ情報によると、今回の更新では15件の脆弱性を修正した。このうち「SafariのAutoFill機能がユーザーの介入なしに情報をWebサイトに開示してしまう」問題は、セキュリティ研究者が先に詳細を公表して注意を呼び掛けていた。AutoFillにはMac OS XやWindows、Outlookのアドレス帳から自動的に情報を取得してくる機能があるが、この機能には設計上の問題があり、細工を施したWebサイトをユーザーが見ただけでこの情報が流出する恐れがあった。

 SafariのRSSフィード処理に関するクロスサイトスクリプティング(XSS)問題では、細工を施したRSSフィードにアクセスすると、ユーザーのシステムにあるファイルがリモートのサーバに送信されてしまう恐れがあるという。

 残る13件の脆弱性はいずれもWebKitに存在する。すべて任意のコード実行に利用される恐れのある深刻な問題で、細工を施したWebサイトなどを使って悪用される可能性がある。

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