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Twitterのつぶやきがスマイレージの手元から飛び出す ARと“最先端”アイドルがジョイント

» 2010年08月12日 13時29分 公開
[斎藤未来,ITmedia]
photo メンバーが手にしたARマーカーにアイコンが表示され、ツイートが1文字ずつ飛び出す

 Twitterのつぶやきが、アイドルの手元から1文字ずつ飛び出す──AR(拡張現実)技術を使ったこんな企画が8月12日、女性アイドルグループ「スマイレージ」のWebサイトで始まった。ARサービスを展開するクリエイティブ集団「AR三兄弟」との共同企画だ。

 Twitterでハッシュタグ「#smileage_ar」を付けてつぶやくと、公式サイト内の動画の中でメンバーが手に持っているARマーカーに、ユーザーのTwitterアイコンを合成。アイコンからつぶやきが1文字ずつ飛び出していく。9種類の動画を連続再生しており、1つのARマーカーに1件のつぶやきを表示する。


photo メンバーの“内緒話”の内容を考えてツイートするのも面白い

 AR三兄弟とコラボレーションしたAR企画の第3弾。今年5月にメジャーデビューしたばかりのスマイレージの認知を広げるため、「インパクトのある企画を」とARを採用。第1弾、第2弾は、WebカメラでARマーカーを映すとカメラ映像にメンバーが歌う様子を合成するというもので、ユーザーからの反応は上々。「思い切ったことをやった」と評価する声が多かったという。

 「一方的に映像を見せるだけでは飽きられてしまう」と、第3弾ではTwitterを使ってファンが参加できるようにした。メンバーの動きにどんなつぶやきを合わせると面白いかを考えるなど、ファンの楽しみも広がる。「大喜利のように使ってもらいたい」と、スマイレージが所属するアップフロントエージェンシーの担当者は話す。今回はカメラも使わず、より広くファンに楽しんでもらえるようにしている。

 スマイレージは、つんく♂さんがプロデュースする「ハロー!プロジェクト」から誕生した16〜13歳の4人組グループ。4人ともiPhone 3GSとTwitterアカウントを持ち、Ustreamで週1回の生放送番組を配信するなど、ソーシャルメディアを活用してファンとの交流を深めている。

 全員が学生ということもあり、アイドル活動に割ける時間は限られているが、新しい技術や仕組みを駆使することで、イベントへの参加が難しい地方のファンとも交流できる。目指すのは、新しい形のファンサービスに積極的に取り組む“時代の最先端アイドル”。ARを使った取り組みは今後も続けていく。

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