米Microsoftは8月23日(現地時間)、次期スマートフォンプラットフォーム「Windows Phone 7」向けアプリ開発ツール「Windows Phone Developer Tools」の最終版を9月16日にリリースすると発表した。Windows Phone 7のアプリストア「Windows Phone Marketplace」にアプリを登録できるのは、10月初旬になるようだ。
7月12日にリリースした同ツールのβ版は、これまでに30万本以上ダウンロードされているという。現在同社は、Le FigaroやAssociated Pressなどのメディア、ebay、Photobucket、SeesmicなどのWebサービス、多数のゲームメーカーと共同でアプリを開発している。
最終版では幾つかのバグ修正が行われているため、β版で開発したアプリはアプリストアに登録する前に最終版でリコンパイルする必要がある。また、リクエストの多かったSilverlightのコントロール、panorama、pivot、Bing mapsのコントロールが追加される。
Microsoftはスマートフォン市場で米AppleのiPhoneや米GoogleのAndroidに後れを取っており、今秋リリースのWindows Phone 7での挽回を目指している。アプリストアの充実はその要となるため、同社は開発者にプロトタイプ端末を配布したり、1本約50分のビデオ講座18本を含むトレーニングキットを公開するなど、開発者の取り込みに尽力している。
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