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AppleのPingで早くも詐欺の手口が横行

» 2010年09月06日 07時57分 公開
[ITmedia]

 米AppleのiTunesに新しく組み込まれた音楽ソーシャルネットワーキングサービス「Ping」に、早くもスパムや詐欺メッセージが氾濫しているという。セキュリティ企業の英Sophosが伝えた。

 Pingを組み込んだiTunes 10は9月1日に発表されたが、Sophos研究者のブログによれば、翌2日には既に、スパムや詐欺メッセージが殺到する状況になっていた。現時点で最も多いのは、アンケートに答えるとiPhoneがただでもらえると思い込ませ、リンクをクリックさせようとする手口だという。

 こうした手口はFacebookなどの大手SNSでも横行しているが、Pingはスパムや不正リンクを遮断するためのフィルタを実装していないため、不正をはたらく場として目をつけられているとSophos研究者は指摘する。

 Appleは2日の時点で、人気アーティストのページのスパム削除に乗り出したようだという。ただしまだ手作業で削除を行っている様子だとしている。

 Pingにも現時点で不快なメッセージの投稿を防ぐための初歩的なフィルタは組み込まれているとSophosは見る。これを拡張すれば詐欺メッセージや不正なリンクも遮断できるはずだが、それまでの間ユーザーは、Pingに投稿される内容には用心した方がいいと忠告している。

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