ITmedia NEWS > 速報 >

Facebook、ファイル共有サービスのdrop.ioを買収

» 2010年11月01日 13時04分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Facebookがファイル共有サービスの米drop.ioを買収した。drop.ioが10月29日(現地時間)、公式ブログで明らかにした。Facebookがdrop.ioのほとんどの技術と資産を獲得し、創業者でCEOのサム・レッシン氏がFacebook入りする。買収総額などの詳細は公表されていない。

 drop.ioは、2007年創業のニューヨークに拠点を置く非公開企業。同名のオンラインファイル共有サービスでは、画像、ビデオ、音声、ドキュメントなど多様なデジタルコンテンツを「drop」としてアップロードして共有し、共有メンバー同士でそのdropについてのリアルタイムチャットが行える。アップロードには電子メールやFirefoxの機能拡張、Facebookを利用できる。無料で使えるオンラインストレージは100Mバイトで、25Gバイトまで拡張が可能だ。これらのコンテンツはパスワードで保護されており、検索結果に反映されることがないという。

 drop.ioは12月15日でサービスを終了するとしており、それまでにオンラインストレージ上のコンテンツをダウンロードするようユーザーに呼び掛けている。ユーザーの個人情報やデータがFacebookに移管されることはないと明記している。

企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.