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» 2010年11月24日 21時06分 UPDATE

ZOZOTOWNを「オープンに」 ヤフーとスタートトゥデイが提携

ZOZOTOWNがYahoo!ショッピングやTwitterと連携。「人」中心のサイトにリニューアルし、「外部サイトとの関わりを広めていく」という。

[宮本真希,ITmedia]
画像 ヤフー井上社長(左)とスタートトゥデイの前澤社長

 ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイとヤフーは11月24日、提携したと発表した。ZOZOTOWNの商品を「Yahoo!ショッピング」から検索できるようにするほか、「Yahoo!ウォレット」を使った決済に対応するなど、両社のサービス同士で連携する。

 ZOZOTOWNは同日リニューアルし、Twitterと連携したコメント投稿機能などを追加。口コミ情報を分かりやすく表示し、「人」にフォーカスしたサイトに変えていく。mixiチェックやFacebookの投稿ボタンも搭載した。

 「これまでZOZOTOWNは閉鎖的な交流だったが、今後はかなりオープンになっていく。Yahoo!との提携を皮切りに外部サイトとの関わりを広めていく」とスタートトゥデイの前澤友作社長は話す。

Yahoo!ショッピングからZOZOTOWNを検索

画像 Yahoo!ショッピングでZOZOTOWNの商品が検索可能に

 Yahoo!ショッピングの検索対象に、ZOZOTOWNの商品情報を追加。スタートトゥデイが構築を進めている「ファッションデータベース」(FDB)を利用し、Yahoo!ショッピングの検索結果からZOZOTOWNの商品ページに移動して購入する。Yahoo!経由でZOZOTOWNの商品が売れた場合は、スタートトゥデイがヤフーに報酬を支払う。

 FDBに登録しているのは、ZOZOTOWNで取り扱う約10万点の商品。今後は、ZOZOTOWNに掲載されていない、国内で流通するファッションブランドの製品情報も追加し、50万点まで増やす。スタートトゥデイがファッションメーカーやブランドから製品を預かり、撮影や採寸をしてFDBに登録し、一元管理する計画だ。

 スタートトゥデイの前澤友作社長は、アパレル商品は現状、「きっちりデータベース化されていない」と指摘。掲載先のサイトによって商品名や色の表現、写真などがバラバラであることが多く、ユーザーの混乱を招いており、「データを整備するのが急務になっている」とFDBの役割を強調する。FDBの提供先は、ショッピング以外のYahoo!のファッション関連サイトや外部のサイトにも広げていく考えだ。

画像 FDBのイメージ

 全国のアパレルショップを検索できる「ZOZONAVI」が持つ約5000店のショップデータ、15万件のファッションスナップ写真なども、Yahoo!ファッションに提供する計画。Yahoo!オークションでもスタートトゥデイと連携したサービスを来年後半に提供する予定だ。

 ZOZOTOWNではYahoo!JAPAN IDでのログイン、Yahoo!ウォレットを使った決済、Yahoo!ポイントの利用が可能に。利便性を向上させ、新規ユーザーの獲得につなげる。

 ヤフーの井上雅博社長は「ファッションはECに向いていないと言われていたが、Yahoo!ショッピングやYahoo!オークションでも大きいところを占めていて、消費者に支持されている。スタートトゥデイの前向きな取り組みに相乗りして、まだまだ拡大していく。ECで攻めていく」と話す。

ZOZOTOWNは「街から人に」

画像 商品ページにはmixi、GREE、Facebookのボタンが。

 ZOZOTOWNはリニューアル。商品ページにコメント投稿機能を追加し、ユーザーの感想や評判をチェックできるようにした。Twitterからもコメントを投稿できるほか、FacebookやGREEのいいね!ボタン、mixiチェックへの投稿ボタンも新設した。

 ユーザーが投稿したコメントは、各商品ページのほか、トップページ上部の目立つ場所に掲載。従来のトップページは、アパレルショップが並ぶ街を描いたイラストで、クリックすると各ブランドのページに飛ぶようになっていたが、リニューアルで“口コミ中心”に一新した。

 サイトを街に見立てた従来のデザインは、ZOZOTOWNがスタートした6年前に、ネットで洋服を買う習慣がそれほど普及していなかったため、普段買い物をする感覚で安心して利用してもらおうという意図から、採用していたという。

 「現在ではネットで服を買うことが当たり前になり、使いやすいサイトに変える必要があった」と、スタートトゥデイデザイン部の遠藤裕顕ブロック長はリニューアルの狙いを語る。


画像 旧トップページ
画像 新トップページ

 ZOZOTOWNでは、Twitterで話題になった商品のページが、その日のアクセスランキング1位になる――といったことも。今後は口コミ情報を重視していくと前澤社長は説明する。FacebookのファンページとTwitterの公式アカウントも開設。ユーザーと直接コミュニケーションし、ブランディングに役立てる狙いだ。

 検索機能も強化した。素材や柄、裾丈の長さやヒールの高さといった細かい条件をかけ合わせて検索可能に。検索で指定できる条件は1万通りあり、より素早く商品にたどりつけるとしている。


画像 ZOZOUTLET。70%オフの商品も並ぶ
画像 ZOZOPRESS。雑誌っぽいデザイン

 アウトレット商品を集めた「ZOZOUTLET」、ファッションニュースを日替わりで配信する「ZOZOPRESS」もスタート。ZOZOTOWNのiPhoneアプリも公開した。好みの検索条件を登録できる「マイ検索機能」などオリジナル機能を用意している。

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