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Mozilla、Firefox 3.5のユーザーに3.6を自動配信へ

» 2011年05月17日 07時46分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 Mozilla Foundationはサポート期間が終了したFirefox 3.5をまだ使い続けているユーザーに対し、自動更新機能を使って同3.6を配信し、アップグレードさせる計画を開発者向けのメーリングリストで明らかにした。

 Firefox 3.5は4月28日付でリリースされた更新版(3.5.19)が最後のセキュリティアップデートとなり、今後はたとえ脆弱性や不具合が見つかった場合でも、原則として修正のためのアップデートは配信されない。Mozillaは3.5のユーザーに対し、3.6や最新版の4にアップグレードするよう促してきたが、現在でも1200万人が3.5を使い続けているという。

 このためセキュリティ上の観点などから、3.5のマイナーアップデートとして3.6を「強制的に」配信する方針を決めた。対象となるのは自動更新機能を有効にしているユーザー。現時点の計画では3.5.19のユーザーに向けて6月21日に3.6.18が配信される見通し。この日はFirefox最新版となる「Firefox 5」の正式リリースが予定されている。

 なお、3.6のサポートも年内で打ち切られることから、Mozillaでは引き続きFirefox 4/5へのアップグレードを呼び掛ける。

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