「似顔絵描きます」「本、紹介します」――個人の“特技”を500円で売買「ココナラ」
個人ユーザーが自分の“特技”を500円で売買できる――そんなWebサービス「ココナラ」が徐々に人気を集めつつある。7月3日のオープン後すぐにブログや「NAVERまとめ」で紹介され、8月6日までの1カ月で約4500人がユーザー登録。総出品数は700件、取引数は1000件を超えたという。
出品されているサービスは「写真を元に似顔絵アイコンを描きます」「今のあなたにしっくりくる本を紹介します」などさまざまだ。中には「Webサイトの課題抽出を的確に行います」といった専門的なものもあるが、価格は一律500円。ユーザーが自分の特技の値段を考えることなく、気軽にサービスとして出品できるようになっている。
メールアドレスかFacebookアカウントでログインすれば利用でき、サービス出品料は無料。購入にはクレジットカード決済を利用する。誰かがサービスを購入すると、販売額から手数料30%を差し引いた額が出品者に還元される仕組みだ。
運営するのは、今年1月に設立したばかりのベンチャー企業・ウェルセルフ(東京都渋谷区)。同社は当初はヘルスケア事業を行おうとしていたものの「コネクションや資金がないと参入が難しかった」(南章行社長)として断念。一転してWebサービスの開発に切り替えたという。
南社長はヘルスケア事業を目指していた当時「管理栄養士の資格を持っていても、そのスキルを提供する場(=仕事)がない」状況の人が多いことに気づいたという。そこで、有資格者がスキルを気軽に提供できるようなWebサービスの構想をスタート。「栄養相談だけだとニッチすぎる」と、出品できるサービスの幅を広げてココナラの原型を完成させた。
5月にはβ版オープンにこぎ着け、創業メンバー3人の知人たちを中心に約400人に登録してもらったところ、約2カ月で「200くらいのサービスが出品され、100件ほど購入された」という。「思ったよりたくさん取り引きがあった」
7月3日の正式オープンから1カ月。約4500人がユーザー登録し、700件以上の出品と1000件以上の取り引きが発生したという。「個人対個人のサービス売買の場は業界としてまだ浅い。他社の競合サービスはそれほど意識していない」と南社長。今後は取り引き数の拡大を目指し「来年度には月間1万5000件くらい取り引きが起きるようにしていきたい」と意気込んでいる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
2
iPhone 18シリーズ発表、今年はPro・Pro Maxのみ なんと“無印”なし 価格は21万9800円から
-
3
「iPhone Duo」発表 Apple初の折りたたみスマホ 36万4800円から
-
4
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
5
スーパーでおなじみ「呼び込み君」に新型 26年越しの“新曲”も配信
-
6
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
7
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
8
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
9
Anthropic、AI悪用レポートを公開 中国AI企業の「蒸留」、各国政府の監視・世論操作、生物兵器につながり得る研究を列挙
-
10
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR