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現地の人と出会える旅行サービス「Meetrip」、アジア12都市に拡大

» 2012年11月08日 12時00分 公開
[本宮学,ITmedia]
photo Meetrip

 ネットベンチャーのダックダイブ(東京都渋谷区)は11月8日、旅行先で現地の人と出会って一緒に旅できるWebサービス「Meetrip」の対応エリアを拡大した。東京と台北に加え、新たにジャカルタやソウル、クアラルンプールなどアジアの10都市で利用できるようにした。

 Meetripは、ユーザーが独自のパッケージツアーを作成して販売し合えるCtoCマーケットプレイス。Facebookアカウントでログインすれば誰でも「隠れ家レストランに連れていきます」といった「アクティビティ」を作成し、任意の価格で販売できる。購入すると、現地の人しか知らないようなスポットを紹介してもらいながら旅を楽しめるという仕組みだ。

 新たに対応都市として追加されたのは、ジャカルタ(インドネシア)、ソウル(韓国)、クアラルンプール(マレーシア)、マニラ(フィリピン)、バンコク(タイ)、ホーチミン(ベトナム)、シンガポール、京都、大阪、沖縄――の10都市。これまでも対応していた東京と台北を合わせ、全12都市で利用できるようになった。

 料金の支払いはWebサイト上でクレジットカード決済かPayPal決済によって行い、そのうち手数料2割を除いた額を販売者が得る。支払い後、ツアーを行う日時や参加人数などを決めた上で双方のユーザーが集合し、一緒に旅行するというルールだ。旅行中に発生する交通費や飲食費などは、各ユーザーが現地で負担する。

photo ダックダイブの貴山敬 代表取締役

 同サービスは今年9月にスタートし、これまでに200以上のアクティビティが登録されている。ダックダイブの貴山敬代表によると、特に“地元の人しか知らない穴場スポットを案内します”といったタイプのアクティビティがよく売れているほか、購入者からは「○○(案内人の名前)と一緒に旅行できて楽しかった」といった声がよく聞かれるという。

 「旅行会社が提供するような豪華なパッケージツアーや、ガイドブックに載っているような観光名所をめぐるだけの旅行はつまらない。それよりも、現地の人と会う経験が旅行を思い出深いものにする」と貴山さん。今回のサービス拡大を皮切りに、今後も対応都市を順次増やしていく計画という。「現地の人と出会う旅行が未来の“普通”になる」と貴山さんは意気込んでいる。

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