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コネクテッドカーへのサイバー攻撃に対抗する侵入検知・防御システム、パナソニックが開発

» 2017年10月10日 17時41分 公開
[ITmedia]

 パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズは10月10日、自動運転車やコネクテッドカーに対するサイバー攻撃に対抗する侵入検知・防御システムを発表した。車載システムへの攻撃やウイルスの侵入などを検知し、無効化、駆除。今後の車載セキュリティ法規制化への対応も容易になるとしている。

侵入検知・防御システムのイメージ。パナソニックが民生機で培ったセキュリティノウハウを活用した

 システムは、車載の“監視モジュール”と、監視モジュールと連携する“監視クラウド”で構成される。監視モジュールは攻撃の初期段階となるインターネットからの侵入に加え、車載ネットワークとして普及しているCAN(Controller Area Network)通信、今後普及が見込まれるEthernet(イーサネット)への侵入にも対応。各種ログや挙動情報を複数組み合わせて攻撃を判断し、情報をクラウドに集約する。既存の監視ルールでは検知できない攻撃も監視クラウドからのルール更新によって対応できる。

 パナソニックは、カナダで10月29日から11月2日(現地時間)まで開催される「ITS World Congress 2017」、ドイツで11月7日と8日に行われる「escar EU」といった専門展示会で新システムの発表とデモンストレーションを行う。

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