東本願寺として知られる真宗本廟(京都市)が10月12日から、さい銭のクレジットカード払いに対応する。境内の各所に専用のPOSレジと職員を配置し、さい銭を受け付ける。参拝者が現金に触れる機会を減らし、新型コロナウイルスの感染拡大を抑える。
POSレジは売店や参拝の窓口に加え、展示品のギャラリー、事務所などに設置。VISAかMastercardブランドのクレジットカードでの支払いに対応し、サインは備え付けのタブレットで行う。支払いシステムは、決済代行サービスなどを手掛けるビジネスラリアート(京都市)が開発した。
10月下旬には、読経や納骨を行う際のお布施の支払いなどもクレジットカード払いに対応する。全国30カ所にある東本願寺の別院や教務所でも、2023年をめどに対応する計画だ。
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