今度は九州電力の需給状態が危険なレベルに近づいている。12月11日(火)の18時15分に需給率が96.4%に達した。最大需要電力が予測よりも30万kW上回り、今冬で最高値を記録したためだ。
11日(火)の朝に九州電力が発表した予報では、最大需要電力が1370万kW、供給力は1437万kWで、18時台の需給率は95.3%と見込んでいた。ところが18時に近づくにつれて需要が急増し、18時台に入って1400万kWまで上昇した(図1)。
九州電力は他社からの受電量を増やして供給力を1453万kWに高めた結果、需給率は何とか96.4%でとどまった。当初の供給力のままであれば、需給率は97.4%に達する状況だった。19時台には需要が下がると予想している。
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