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» 2013年02月12日 07時00分 UPDATE

電力供給サービス:値上げ表明が引き金に、市立中学校すべての電力供給者を入札で決定へ

愛媛県松山市の教育委員会は、市立中学校すべてに電力を供給する事業者を入札で決定する。松山市の教育委員会としては初の試みとなるが、入札で電力供給者を決める他自治体の動きを見て決めたという。

[笹田仁,スマートジャパン]

 今回対象となるのは松山市立の中学校29校(図1)。松山市教育委員会によると、入札で事業者を決めることでどれくらい電気料金が下がるのかはまだ分からないとしている。ちなみに、四国電力から電力供給を受けると、私立中学校29校の分で年間7600万円かかるという。

Matsuyama_City_PPS_1.jpg 図1 松山市立南中学校。今回の入札では、もっとも契約電力が大きくなる見込みだ。出典:松山市立南中学校

 供給対象の29校は図2の通り。契約期間および電力供給期間は2013年4月1日から2014年3月31まで。契約電力の合計は2087kW、年間予定使用電力量の合計は377万3600kWhとなる。すべての電力を供給する事業者1社を入札で決める。

Matsuyama_City_PPS_2.jpg 図1 松山市立の中学校全29校と、それぞれの契約電力、年間に消費する予定の電力量

 入札に参加できるのは一般電気事業者と特定規模電気事業者だ。しかし、松山市を電力供給エリアとしている四国電力が入札に参加する可能性は低いだろう。松山市教育委員会は入札に踏み切った動機として、四国電力が値上げを表明したことを挙げている。値上げを表明している四国電力が新電力よりも安い金額を提示することは考えられないだろう。

 松山市教育委員会は今回の入札で良い成果を挙げられたら、市立小学校の電力供給者も入札で決めることを検討している。

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