260MWの目標に一歩近づく、ソフトバンクが長崎で2.6MWの太陽光自然エネルギー

ソフトバンクグループのSBエナジーは全国5カ所でメガソーラーを運営している。2013年7月には長崎市で6番目となる発電所を始動した。

» 2013年07月24日 07時00分 公開
[畑陽一郎,スマートジャパン]
図1 長崎市の発電所の位置

 ソフトバンクグループで自然エネルギーを利用した発電所の建設・運営を担うSBエナジーは、2015年度の合計出力260MW以上を目標としている。ほとんどが太陽光発電であり、その他に風力発電所1カ所が加わる。

 2013年6月時点の合計出力は5カ所で12.2MW。2013年7月には6番目のメガソーラーである「ソフトバンク香焼ソーラーパーク」(長崎市、2.6MW)が加わった(図1、図2)*1)

*1 営業運転を開始していた5カ所は「ソフトバンク榛東ソーラーパーク」(2.4MW)、「ソフトバンク京都ソーラーパーク 第1基」と「ソフトバンク京都ソーラーパーク 第2基」(4.2MW)、「ソフトバンク徳島小松島ソーラーパーク」(2.8MW)、「ソフトバンク徳島臨空ソーラーパーク」(2.8MW)である。

 ソフトバンク香焼ソーラーパークは、製鉄・水処理関連の事業を営むテツゲンから3万4640m2の土地を20年間の契約で賃借を受け、2013年2月に着工したメガソーラーだ。

 設計・調達・建設(EPC)では三菱電機が協力し、年間発電量として264万kWhを見込む。売電収入は年間約1億250万円、全量を九州電力に売電する。

 このメガソーラーは図1、図2から分かるように海沿いに設置されている。「海に近いため、架台はもちろん、塩害対策を施した太陽電池モジュールを採用している」(SBエナジー)。太陽電池モジュールの種類は単結晶シリコンだ。

図2 ソフトバンク香焼ソーラーパーク(長崎市)。出典:SBエナジー

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