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» 2013年09月19日 07時00分 UPDATE

自然エネルギー:1つの県に1つのメガソーラー、脱原発を目指す生協

関西以西の14府県に拠点を持つグリーンコープ連合は、脱原発を掲げている。連合が設立したグリーン・市民電力は14府県に14のメガソーラー建設を目指している。2013年9月には第1号が福岡県に完成した。

[畑陽一郎,スマートジャパン]
yh20130919GreenCorp_map_250px.jpg 図1 福岡県糸島市と発電所の位置

 「脱原発のため、市民の力で自然エネルギーから電力を作りたい。1つの県に1つのメガソーラーを建設することが目標だ」(グリーン・市民電力)。

 グリーン・市民電力は2012年10月に設立された一般社団法人。電気を国や電力会社任せにせず、市民がつくり出す連帯によって発電事業を推進していくことを目的とする。母体の生活協同組合連合会グリーンコープ連合は、九州や中国、関西など14府県に生活協同組合を展開している。この14府県がメガソーラーや風力発電所の対象である。

 2013年9月には市民発電所の第1号となる「神在太陽光発電所」が福岡県糸島市に完成した(図1、図2)。糸島市は福岡市と佐賀市に隣接する玄界灘に面した都市だ。グリーン・市民電力設立以前の2012年7月からメガソーラーの候補地を14カ所調査した結果、平地である自動車教習所の跡地が適切と判断した。2013年3月に建設のための仮設道路に着工し、今回の完成に至った。

 メガソーラーの建設に投じた費用は約3億4000万円。この他に約2万m2の土地購入費用を支払っている。費用はグリーンコープ連合からの借入金でまかなった。

 設計・調達・建設(EPC)は九電工が担当。出力250Wの太陽電池モジュールを4428枚設置し、出力1.057MWとした。年間発電量を約100万kWhと予想する。全量を九州電力に売電し、売電収入を4000〜4100万円と見込む。

yh20130919GreenCorp_MS_500px.jpg 図2 神在太陽光発電所の外観。糸島市神在地区に建設した。出典:グリーン・市民電力

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