一気に大規模太陽光を立ち上げるスズキ、静岡に合計22.8MW自然エネルギー

スズキは工業団地の遊休地などを利用した太陽光発電所を、静岡県内に3カ所立ち上げると発表した。総投資額は約70億円。3カ所のうち、最大のものは出力18MWである。

» 2013年11月18日 21時00分 公開
[畑陽一郎,スマートジャパン]
図1 右端が18MWの計画地、左端が4MWの計画地

 トヨタ自動車やホンダなど、自動車会社による太陽光発電所建設が相次いでいる。スズキは2013年11月18日、静岡県内に3カ所の太陽光発電所を建設する計画を発表した。ほぼ同時に立ち上げていく。「総投資額は3カ所を合わせて約70億円だ」(スズキ)。

 3カ所のうち、最大の規模となるのが中里工業団地(静岡県牧之原市)の自社所有地に建設するもの。約56億円を投じて、42haの敷地のほぼ全てを使い、出力18MWのメガソーラーを作り上げる。同社が小型や四輪車のエンジンを組み立てる相良工場に隣接した立地だ。

 2013年11月中をめどに中部電力へ接続検討依頼を提示し、経済産業省に設備認定申請を提出する。2014年4月以降に着工、2015年秋に発電を開始する予定だ。メガソーラーの設計・調達・建設(EPC)は外部の企業と協力するとした。

 この他、自社遊休地(浜松市西区舞阪町)には4MWのメガソーラーを建設する。2014年に着工する浜松工場(浜松市北区都田町、敷地面積約26万8000m2)の屋根には0.75MWの太陽光発電施設を立ち上げる。

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