OPTILED LIGHTINGは、2014年11月、札幌市時計台に2種類のLED照明を導入したと発表した。ライトアップ用の投光器型4台と、室内照明用の直管形100本である。従来と比較して消費電力を約7割削減できる見込みだ。
LED照明の専業メーカーであるOPTILED LIGHTINGは、2014年11月26日、札幌市時計台(中央区北1条)にLED照明を導入したと発表した(図1)。札幌市時計台で利用する9割の照明をLED化できた形だ。計画値では照明全体の消費電力を約7割削減できるという。
札幌市時計台は1878年に完成した歴史的建造物で、重要文化財(図2)。札幌市は電力需要のひっ迫に対応し、節電意識を高める目的で全館の照明のLED化を企画した。時計台を観光のシンボルとしてだけではなく、省エネのシンボルとしても打ち出す。
札幌市時計台のLED化では、複数の企業が参加。屋外、1階(大展示室、小展示室、事務室)、2階(時計台ホール、資料保管室)などに既存の照明がある。OPTILED LIGHTINGは、時計台を地上4方向からライトアップする大出力品4台(図3)と、1階展示室用の直管形LED100本(図4)の設置工事を約1週間で完了した。なお、札幌市時計台の建築面積は444.24m2である。
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