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» 2015年05月25日 15時00分 UPDATE

エネルギー管理:発電・売電・消費量がひと目でわかる、出力制御にも対応できる家庭用モニター

太陽光発電を実施する家庭のエネルギー管理が進化してきた。住宅内の壁に設置したカラーモニターに発電量や売電量を表示しながら、電力会社による出力制御にも対応することができる。タッチパネルで部屋別の電力消費量をグラフで表示するほか、発電中の異常履歴を記録して保守にも生かす。

[石田雅也,スマートジャパン]
omron1_sj.jpg 図1 家庭用モニター「エナジーインテリジェントゲートウェイ」の構成機器。出典:オムロン

 住宅向けのパワーコンディショナーや蓄電池システムを開発・販売するオムロンが新たに家庭内のエネルギーを総合的に管理できるモニターを発売する。壁面に設置するカラー表示ユニットと計測ユニットの構成で、5月31日からオープン価格で販売する予定だ(図1)。

 表示ユニットのメイン画面には太陽光による発電量と売電量、家庭内の電力消費量のほかに、エネファームなど太陽光以外の発電量をリアルタイムで表示する。タッチパネルで画面を切り替えると、直近の24時間分のデータを確認することができる(図2)。

omron4_sj.jpg 図2 発電・売電・電力消費量を表示した画面イメージ。出典:オムロン

 電流を測定するセンサーを設置すれば、部屋別の電力消費量を時間帯ごとのグラフで表示することも可能だ(図3)。日間・月間・年間の実績データを蓄積できて、パソコンにダウンロードする機能も備えた。このほかに発電中のエラーや電圧上昇抑制の履歴を記録して、太陽光発電設備の保守にも利用する。

omron5_sj.jpg 図3 電力消費量の詳細や発電中の異常履歴を表示した画面イメージ。出典:オムロン

 モニターと計測ユニットのあいだは無線LAN(ローカルエリアネットワーク)で接続する方式で、出荷時に通信の設定が済んでいる(図4)。計測ユニットとパワーコンディショナーや分電盤は通信ケーブルで接続して発電・売電・消費量のデータを収集する仕組みだ。

omron2_sj.jpg 図4 パワーコンディショナーや分電盤と組み合わせたシステム構成。出典:オムロン

 計測ユニットはインターネット経由で機能をアップデートすることができる。電力会社が太陽光発電の出力制御を実施する場合に備えて、計測ユニットに出力制御の機能を追加することも可能になっている。ただし組み合わせて使えるパワーコンディショナーはオムロンの製品に限る。

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