太陽光発電で動くバス「Kayoola Solar Bus」は、リチウムイオン電池を搭載し、その電力を使い2段階空気圧シフトトランスミッションを搭載した電動モーターで動く。同バスの大きさは、長さ9140×幅2590×高さ3220ミリメートルでホイールベースは4650ミリメートル。ソーラーパネルは屋根に搭載し、車内には35席が用意されている。搭載している太陽光発電設備の発電能力は1.32kW(キロワット)で、バッテリー容量は70kWh(キロワット時)となっている。
図2 「Kayoola Solar Bus」屋根に載せたソーラーパネルのイメージ図 出典:キイラ・モーターズ
ムセベニ氏は「毎年ウガンダは4万5000台の自動車を輸入している。Kayoola Solar Busは逆に輸出できるかもしれない」と述べている。また、ディーゼルエンジンのバスと比べて、100キロメートル走行した時に必要なコストは、Kayoola Solar Busの方が37%少ないとしている(図3)。
燃料電池バス=ミライ×2、電力供給能力が250kWhと大きい
トヨタ自動車と日野自動車は、燃料電池車「MIRAI(ミライ)」の技術を利用した燃料電池バス「トヨタ FC BUS」を開発。2015年1月9日から実用化に向けた実証試験を開始する。建物に電力を供給するV2H機能にも優れており、供給能力は250kWhもある。