LIXILが、単結晶セルを採用した太陽光発電パネル「Eシリーズ」の受注を開始した。2種類のサイズを2つを組み合わせることで、住宅屋根に無駄なくパネルを敷き詰められるという。
LIXILが、単結晶セルを採用した住宅向けの太陽光パネル「Eシリーズ」の受注を2017年7月3日に開始した。1640×992mmで290W(ワット)の「Fサイズ」と、230WでFサイズより長辺が2割程小さい「Sサイズ」の2種類をラインアップした。2つを組み合わせることで、屋根面積に対して無駄なくパネルを敷き詰めることができ、設置容量のアップに貢献する。
Eシリーズは、屋根一体型太陽光発電システム「ソーラールーフ」や、アルミ架台「ソーラーラック」の他、軽量ソーラー架台「ソーラーベース」など、LIXILが既に展開している太陽光関連製品に対応する。これらの製品と組み合わせることで、さまざまな場所に設置できるとう。
ソーラールーフは屋根とソーラーパネルを一体化することで、シンプルな外観デザインと高い施工性を実現した屋根一体型太陽光発電システム「Eシリーズ」。傾斜屋根設置用のソーラーラックは、高い強度と止水性能を実現するアルミ架台で、縦桟と横桟を組み合わせることで強度を高める垂木施工ができる。ソーラーベースは金属折板屋根に取り付けられる軽量ソーラー架台で、工場や倉庫などの折板屋根をはじめ、商業店舗などにも施工できる。
なお、Eシリーズのソーラーパネルの出力保証は同社最長という25年で、システムの保証期間は15年となっている。価格はFサイズの太陽光発電パネル18枚を、3段6列に配置する5.22kW(キロワット)の太陽光発電システムの場合、パワーコンディショナー込みで税別280万3000円としている。なお、この価格には、カラーモニター、架台、配線材、設置工事費は含まれない。
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