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» 2017年12月18日 11時00分 公開

エネルギー管理:北陸電力が石炭火力の廃止を延期、2024年度まで

北陸電力は「富山新港火力発電所」は石炭火力発電の廃止計画を延期。供給力の安定確保が理由で、当初の2018年度から、2024年度まで廃止を延期する。

[長町基,スマートジャパン]

 北陸電力は富山新港火力発電所において、廃止を計画していた出力25万kWの石炭1号機(25万kW)について、廃止時期を2018年度から2024年度に延期すると発表した。

 同社は富山新港火力発電所に、LNGを燃料とする高効率で環境負荷の少ないコンバインドサイクル発電設備の建設を進めている。2018年11月の発電開始を予定しており、それに伴い石炭1号機は2018年度に廃止する計画としていた。

新設するLNG火力の完成イメージ 出典:北陸電力
「富⼭新港⽕⼒発電所」の設備概要 出典:北陸電力

 延期の理由は、原油を利用している発電設備において、使用している硫黄成分の少ない原油燃料の調達環境が不透明さを増しており、安定した供給力確保に向けた対応が必要になるためとしている。廃止時期は2024年度をめどとするが、火力発電所の燃料調達環境や原子力発電所の運転状況、再生可能エネルギーの導入状況などを見極め、需給状況が安定していることを確認し対応するとした。

 なお、廃止時期の変更に伴い、石炭1号機について自主的な環境影響評価を実施し、環境保全の基準等に適合していることを確認。なお、LNG1号機は予定通り2018年11月に営業運転を開始する見込みだ。

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