味の素AGF、本社・営業所の全電力を100%再エネ由来に自然エネルギー

味の素AGFが本社および営業拠点の全電力を再エネ由来のグリーン電力に切り替えた。バイオマス由来の「グリーン電力証書」を活用した。

» 2018年04月11日 11時00分 公開
[長町基スマートジャパン]

 味の素AGFは2018年3月、本社および営業拠点の全使用電力を対象とした「グリーン電力証書」の購入に関する契約を、日本自然エネルギーと締結したと発表した。今回の「グリーン電力証書」の購入により、本社および営業拠点における年間使用電力約80万kWh(キロワット時)全量の100%グリーン電力化が実現するという。

 日本自然エネルギーは、グリーン電力証書発行事業者の1つで、木材(建設端材など)をはじめとするバイオマスや風力、太陽光、水力などの再生可能エネルギーの「グリーン電力証書」を契約事業者に発行している。

 味の素AGFは今回の「グリーン電力証書」の購入により、証書に記載された電力量相当のグリーン電力を利用したとみなされ、AGFグループのCO2排出削減量として算出される。契約内容はバイオマス発電委託契約で、契約期間は2018年4月〜2021年3月まで。契約金額は非公開。

バイオマス由来のグリーン電力証書を利用した 出典:味の素

 同社では2014年から「ブレンディの森」森づくり活動を推進。今回のグリーン電力化はこうしたバイオサイクルの持続可能性に寄与するための取り組みの一環となる。今後もグループ全体で再生可能エネルギーの利用促進を図る方針だ。

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