“卒FIT太陽光”の余剰電力を8円で買い取り、Web上で蓄電池販売も太陽光

シェアリングエネルギー(東京都品川区)が住宅太陽光発電の余剰電力買い取りサービスを発表。“卒FIT”を迎える設備を対象に、税込み8円/kWhで買い取りを行う。併せて日本初という蓄電池のWeb販売も実施する。

» 2018年11月12日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 再生可能エネルギー事業を手掛けるシェアリングエネルギー(東京都品川区)は、2018年11月1日、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)」が終了する住宅太陽光向けサービス「シェアでんき卒FIT」を開始したと発表した。

 2019年11月以降にFITによる買い取り期間の終了する住宅太陽光ユーザーを対象に、余剰電力の買い取りサービスと、Web上で蓄電池を割り安に販売する「蓄電池のEC販売」の2つのサービスを提供する。

 余剰電力の買い取りkWh当たり単価8円(税込)で買い取る。買い取り期間は2年間を保証し、2年目以降は1年ごとの自動更新。サービスの対象エリアは、離島を除く東北・関東・中部・近畿・中国・九州エリアで、各エリア先着1000棟まで。

余剰電力買い取りサービスの概要 出典:シェアリングエネルギー

 「蓄電池のEC販売」(サービス準備中)については、人件費・間接費で販売価格が高止まりしていた蓄電池を、Web販売とすることで安価に提供できるとしている。

 同社では太陽光発電に加えて、蓄電池や電気自動車(EV)、エコキュートといった設備を組み合わせた新しいサービスの創出など、分散電源のプラットフォーマーとしての展開も見据え、再生可能エネルギーを有効活用した提案を進めていく方針だ。

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