経済産業省と総務省は4月19日、「AI事業者ガイドライン(第1.0版)」を公開した。AI事業者向けに日本のAIガバナンスの指針を示した資料で、全36ページ。
この資料は経産省が主催した「AI事業者ガイドライン検討会」と、総務省主催の「AIネットワーク社会推進会議」の2つの有識者会議を経て草案を作成。これについて1〜2月に募集したパブリックコメントの意見をとりまとめ、反映したという。パブリックコメントには法人・団体から441件、個人から3506件の意見が集まっており、こちらの結果も併せて公開している。
ガイドラインでは序論としてAIの定義や、AIを使って目指すべき社会を記述。その後は「AI開発者」「AI提供者」「AI利用者」などがそれぞれ重要視すべき項目を解説している。
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