3Dキャラクターの表示装置「Gatebox」を開発・販売するGatebox社(東京都千代田区)は9月26日、小売店向けAI接客サービス「AI売り子」を開発したと発表した。米OpenAIの大規模言語モデル「GPT-4o」での対話機能を内蔵した、東北地方の応援キャラクター「ずんだもん」が接客を行うサービス。店舗の販売促進などに貢献できるという。
GPT-4oの画像認識技術で客を認識。性別や年代、服装などの特徴を理解して、その人に合わせた接客や商品紹介を行える。91言語に対応しているため、インバウンドにも対応できる。AI売り子はタブレットにインストールして利用する。キャラクターらしさを演出する専用ボックスも用意する。
「かわいいキャラクターが客に合わせた呼び込みや商品紹介を行うことで、無機質な広告ではできない温かみのある接客を行える。また、AI売り子は目の前の状況を見てさまざまな反応を返す。誰も人が通りかからないと悲しんだり、買った商品を見せると喜んだりと、さまざまな反応を楽しむことができる」(Gatebox)
利用料は月額2万円からで、ボックスのデザインや対応するキャラクターはカスタマイズ可能という。
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