ビジネスに広がる生成AIの波。AIによる強力な自動化・効率化により、プログラミングやデザイン、果ては科学研究など、既存の業務や事業が大きく変わる可能性があるとして、世界規模で注目が集まっています。
一方、利用に当たっては注意点も多数。本連載では、生成AIに関する“失敗あるある”を繰り返す架空の中小企業を舞台に、生成AI活用の基礎的な注意点を漫画形式で紹介します。更新は毎営業日(原作:ITmedia AI+編集部 吉川大貴 画:庶務課)。
リスクあるAI活用の続出によって、アイの会社は緊急会議を行う事態に。アイは適切なガイドラインを設け、社員教育によってリテラシーを高めた上で使えば効率化につながると熱弁しますが……返事は「で、それは誰がやるの?」と、まさしく“他人事”でした。
前話のような無軌道なAI活用を抑止するには、どんなAIサービスなら使っていいか、どんな情報なら入力していいか、どんな用途なら使っていいか──を定めた社内ガイドラインやルール整備、そしてユーザーのリテラシー向上が必要です。
どんなサービスを選び、どんなルールにすべきかは組織によりますが、策定に当たっては情報処理推進機構(IPA)や先行してAIを活用する企業が共有している知見が参考になるかもしれません。
そして、AIに限った話ではありませんが、新しい取り組みには旗振り役が必須。AI活用を主導してくれる人材が動きやすい環境整備も必要です。
漫画「16日後に大規模インシデントを起こすルカワくん」【完結&種明かし編】
「AIは仕事を奪うのか?」に対する元マイクロソフト澤円さんの回答 企業経営の中で“絶対に置き換わらないもの”とは
ドヤ顔の代償、それは──漫画「16日後に大規模インシデントを起こすルカワくん」【残り15日】
要注意? 「ChatGTP」がApp Storeのランキング上位に AI版「gmeil」かCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.