AIなのに“うっかりミス”? 「スト6」、数百万人分のプレイ学んだAIプレイヤー「まねもんくん」開発秘話(1/2 ページ)
カプコンは7月24日、ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2025」で、対戦型格闘ゲーム「ストリートファイター6」のAI対戦機能「Vライバル」の仕組みや開発について紹介する講演を行った。同機能を開発した安原直宏氏(CS第二開発統括開発一部第一ゲームデザイン室)が登壇。AIによって“対人戦のハードル”を下げるための工夫を語った。
Vライバルは、ストリートファイター6の新機能で、数百万のプレイヤーのプレイデータを学習したAIプレイヤー「まねもんくん」と対戦できる。選択したキャラクターとランクのAIプレイヤーと対戦。プレイ後には、ゲーム内のキャラから、ユーザーの操作へのフィードバックがもらえる。自分のプレイの上手さやキャラの得意不得意に応じ、疑似的に対人戦の練習ができる仕組みだ。
なぜVライバルを開発したのか。安原氏は、格闘ゲームの対戦について「同じくらいの腕前の人と遊ぶと面白い傾向がある」とする一方、「誰もが対人戦をいきなりできるかというと、人によって壁がある」と語る。多様なゲームシステムをうまく使えないという「技術的なハードル」はもちろん、「自分がちゃんと動けないことで対戦が成立しないのが申し訳ない」といった「心理的なハードル」もあると分析した。
これを踏まえ、対人戦のハードルを乗り越えるために、技術面では「ライバルと実践」、心理面では「肯定とアドバイス」が有効と予測。2つの機能を持つVライバルの開発に着手した。
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