GPT-5の“性格”変更へ 「温かみがありつつ、GPT-4oほど煩わしくないものに」

[ITmedia]

　OpenAIのサム・アルトマンCEOは8月12日（現地時間）、ChatGPTの最新モデル「GPT-5」の“性格”のアップデートに取り組んでいると、Xに投稿した。

　「現在の性格よりも温かみを感じさせる」一方で、GPT-4oほどは「（ほとんどのユーザーにとって）わずらわしくないものになる」予定だという。

アルトマン氏のX投稿

アルトマン氏のX投稿のGrok日本語訳

　同社は7日、最新モデルのGPT-5を公開し、4oなど一部モデルを最上位プラン以外で廃止した。だが、4oとの会話に癒やしを求めていた一部ユーザーから「5は返答が冷たく、寄り添ってくれなくなった」など不評が続出。「#keep4o」のハッシュタグで「4oを戻してほしい」と訴える声が広がった。

　そこで同社は8日、4oが利用できるプランを全有料ユーザーに拡大。今後もし4oを廃止する場合は「十分な事前通知を行う」とアルトマン氏は説明した。

　同氏は「ここ数日で学んだのは、ユーザーごとのモデル性格のカスタマイズをさらに進める必要があることだ」と述べ、長期的には、ユーザーがAIモデルの“性格”を選べるようにするという展望を示した。