AIベンチャー・AI Picasso(東京都港区)が提供するAI画像生成サービス「AI素材.com」や、AI画像生成アプリ「AIピカソ」(iOS/Android)が8月4日にサービス終了していたことが分かった。いずれも終了の理由は明かしていない。サービス終了に併せて、有料プランの利用者には返金対応を行う。
AI素材.comは、2023年1月に立ち上がったAI素材に特化した画像素材サイト。AI画像を無制限に生成できるサービスなどを有料で提供していた。またフリーイラストサイト「いらすとや」とコラボレーションし、いらすとや風の画像を生成できるAIモデル「AIいらすとや」などもリリースしていたが、約2年半での幕引きとなった。
AIピカソは2022年に発表したAI画像生成アプリ。画像生成AI「Stable Diffusion」をいち早く取り入れたスマートフォンアプリとしてリリースし、その後画像からダンス動画を生成できる機能なども追加してきた。App Storeの記載によると、24年7月までに100万ダウンロードを達成していたという。
なお、いずれもサービス終了の案内は、公式Webサイト上でのバナーのみで告知。公式Xや公式noteでの案内は14日時点では確認できていない。
サービス提供元であるAI Picassoを巡っては、電子計測器メーカーのリーダー電子が6月、AI Picassoの全株式を1億9900万円で取得し、7月1日付で完全子会社としていた。リーダー電子はこれにより、生成AI技術を活用した動画制作の自動化・省力化ソリューションの開発を加速させるという。
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