AIを活用した会話型のロボットには、例えば、MIXIの「Romi」などの製品が既にある。こうした競合製品とはどのように差別化するのか。
シャープの景井氏は「サイズ感の部分で、いつも持って歩けるところが利点」と説明する。「一緒に生活することで、ユーザーとの対話がどんどん重なっていく。それによって愛着がより深まっていく」(景井氏)
ただしロボットはSIMカードには対応しておらず、Wi-Fiにのみ対応。屋外では、スマホのテザリングによって利用する形を想定する。
また、価格を抑えた点も特徴の一つだ。Romiの最新モデル「Lacatanモデル」の本体価格は、9万8780円、月額利用料金は1958円となっており、価格だけを比較すると、2分の1以下となっている。
価格については、20代から30代の女性をメインターゲットに、販売戦略を立てている点も踏まえているという。事前調査の結果を踏まえ、必要な機能を維持しながら、購入しやすい価格を検討した。ロボット本体の販売目標としては、2027年までに10万台を掲げる。
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