ユーザーローカルは9月1日、AI面接官と面接の練習ができるサービス「ユーザーローカル就活面接練習AI」を無料で提供開始した。AIアバターとの音声対話を通じ、実際のオンライン面接に近い形で利用できる。AIがユーザーの希望職種やエントリーシート(ES)をもとに質問。ユーザーの回答を評価し、改善点や強みなどをフィードバックする。
ユーザーローカル就活面接練習AIは、Webブラウザから利用できる。生成AIにより、ユーザーが希望する職種や職業、企業をもとに質問を生成。志望動機やガクチカ(学生時代に力を入れたこと)といったESの定番項目も入力でき、それらの情報を踏まえた質問も可能という。
質問への回答は、PCやスマートフォンの音声入力によって行う。カメラを起動することで、回答時の自身の姿の確認もできるため「面接担当者に与える印象を客観的に把握し、改善することができる」(ユーザーローカル)
面接後には、ユーザーの回答を「思考力」「行動力」「動機・意欲」などの観点からAIが評価。面接におけるユーザーの強みと弱み、それぞれの回答に対する改善点や、評価ポイントなどをまとめて表示する。
同サービスでユーザーが回答したデータを閲覧・収集しないほか、ユーザーの許可無しで第三者への提供はしない。また、同サービスへの個人情報の入力は控えるよう、同社は注意を呼びかけている。
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