ロボットを操縦しよう 日本科学未来館、AIやロボの“未来”を体験できるイベント開催(3/3 ページ)
「シミュレーションとの差は大きい」――ロボ向けAI開発の“リアル”
未来を体験! ロボット・リモートワークは、東京大学と、AIやロボティクス技術の活用を推進する団体であるAIロボット協会(東京都文京区)が行っている実証実験。場所や、病気・障害などの身体的な制約にとらわれない活動を実現するため、自律制御と遠隔操作を組み合わせたロボットの社会実装を目指している。
今回のイベント展示は、7月から8月にかけて同館で実施した実証実験の2回目に当たる。1回目では、今回と同様にロボットの遠隔操作を体験してもらい、参加者250人超のロボットの操作データを収集。ロボットを自律制御するためのAIモデルの学習に活用した。2回目も継続してロボットの操作データを集める。
最近では、米NVIDIAなどを中心に、シミュレーション空間でロボットの操作データを作成し、AIの学習に活用する動きもある。担当者に現実世界で操作データを収集する理由を聞くと、「リアルとシミュレーションの差は大きい」「実機で取れるデータの方が質が良い」と指摘。「データが取れないならシミュレーション。でも、取れるなら実機かなと」(担当者)
実証実験の代表を務めるAIロボット協会の松嶋達也CTOによると、1回目の実験を通じ、ロボットを遠隔操作したユーザーの体験談も多く集められたという。これを活用し、今後はより操作しやすいロボットのコントロールシステムに改善。ロボットの自律制御向けAIモデルの開発も進める。
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