SOMPOホールディングスは12月26日、国内グループの従業員約3万人を対象に、米Googleの法人向けAIサービス「Gemini Enterprise」を1月から導入すると発表した。自律的にタスクをこなすAIエージェントの活用に向けた実証実験の一環。業務プロセスの高度化や自動化、各事業領域における活用などを目指す。
実証実験では、SOMPOホールディングスの社内データや業務システムと連携する独自のAIエージェントの開発・実装なども試みる。これに伴い、同社の管理職以上はAIエージェントに関する研修の受講が必須になる。なお、実証実験の一部では、米MicrosoftのAI開発ツール「Copilot Studio」も検証する予定。
SOMPOホールディングスは、2016年からDX推進部門を立ち上げ、AI活用を推進してきた。同社専用の生成AIを開発・展開し、国内グループの多くの従業員が業務に活用しているという。今回、こうした取り組みの一環として、AIエージェントを導入。国内の損保事業で目標とする事業費率30%(収入保険料に対する事業費の割合)の達成につなげる。
「GPT-5.2」登場 「Gemini 3」の“コードレッド”後、性能を大幅強化
Google、企業向けAI「Gemini Enterprise」発表 ノーコードで業務エージェント構築
Google DeepMind、オープンソースAIエージェント「Gemini CLI」提供開始
NotebookLMで庁内チャットボット“爆速開発” 舞鶴市がGemini導入
Google、「Gemini Code Assist」を無料公開 コード補完は月当たり18万回Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.