一迅社は1月19日、BL(ボーイズラブ)作品を扱うレーベル「gateau」から刊行する作品について、AIによる学習や加工などをしないよう呼び掛けた。「作家の大切な作品および著作権・知的財産権を守るため」と説明している。
gateauから刊行する作品とgateauの公式Xアカウントの投稿を対象に、X上で利用できる生成AI「Grok」による画像編集機能の利用を禁止した。同機能に限らず、AIによる学習や解析、加工、編集などもしないよう呼び掛けた。
X上では、2025年12月末からGrokの画像編集機能を使い、他のユーザーが投稿した写真やイラストを本人の同意なく加工する行為が相次いでいた。一迅社は注意喚起の理由には触れていないが、こうした行為を嫌ってX上から作品を削除するクリエイターも少なからずおり、今回の呼び掛けにつながった可能性がある。
なお、米Xは26年1月14日(現地時間)、ユーザーの投稿写真を本人に無断で性的に加工するなどの悪用に対する批判を受け、同機能を有料会員向けに限定すると発表。法的な規制がある一部地域では、ビキニや下着姿などの加工を制限した。
「AIによるコンテンツの無断利用や改変は禁止」――漫画制作のナンバーナインが注意喚起
「Grok、この女性をビキニにして」無料ユーザーは不可能に X、AI画像編集を一部有料化
「出版物をAIに学習させないで」――官能小説出版のフランス書院が注意喚起
林総務相「Xに適切な対応促す」 生成AI「Grok」による“性的加工”被害巡り 「権利侵害の可能性」にも言及
「メンバーのAI画像・動画を削除して」――AKB48グループ「STU48」が注意喚起 “炎上元”の漫画家は謝罪Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.